作成日:2022/10/07
表現の自由が・・・



「来年の今月今夜、この月を僕の涙で曇らせてみせる」とは『金色夜叉』の名シーン、名セリフです。(『金色夜叉』を全部読んだことも、舞台を観たこともありませんが、このセリフだけはなんとなく知っています・・・)
先日、熱海の海岸沿いをランニングしていた際、このシーンを再現した「寛一お宮の像」が目に入ってきました。私は何度も見ているので、この像を目にしても「熱海に来たなぁ」くらいにしか思わなかったのですが・・・、一緒に走っていた息子が、「この像、問題にならないのかね?」と問いかけてきました。私は一瞬「なんで?」と思いましたが、すぐにその意図が分かりました。「あ〜、今の時代は、そういう見方をされるのね」と。そう、寛一がお宮を足蹴にしているシーン、DV(ドメスティックバイオレンス)の一場面に見えます。「でも、これは文学作品のモニュメントなんだから、そんなことに文句言うやつがいるわけないだろ!」と、私が答えたその瞬間、息子がニヤニヤしながら、像の台座にある説明書きを指さしていました。「物語を忠実に再現したもので、決して暴力を肯定したり助長するものではありません」。・・・おいおい、誰も思わないよそんなこと!と、熱海市役所に電話しようかと思いました。
本当に、最近は色々なところで「一部の方々」への気遣いが度を過ぎていて、「表現の自由」がないがしろにされている気がしてなりません。そんな時代に警鐘を鳴らすべく、私は当コーナーで、遠慮、忖度、お断りなしで、キレのある雑感をビシッと書き綴ってまいります!

※【お断り】編集者の個人的な感想、決意ですので、決して暴力、暴言を肯定したり助長するものではありません・・・。

 
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