作成日:2023/06/06
ハラスメント?



「最近の若いヤツは・・」などと口にするのは“オッサン”になった証拠なので言いたくないのですが、先日、思わずこれを口にしたくなるような特集がテレビで組まれていました。セクハラ、パワハラ、マタハラ・・・、最近は何をしてもハラハラですが、どうやら私の知らない間に「ついにここまで来たか」という新たなハラスメント定義ができていたようです。その名も“TELハラ”。これを聞いたとき「まさか」とは思いましたが・・・、そうです、最近の若者世代はSNSが主なコミュニケーションツールであり、文字やスタンプでのやり取りで育ってきているので、電話での会話が苦手な人が多く、こういった若者達に電話対応をさせるのはハラスメントだというのです。「・・・は?」と思われた方、私と同じく、時代の流れに適応できていない人です。仲良くしましょう!というのは冗談として、いったい誰がそんなことを言い出したのかと思って調べてみたら・・・、納得の、電話代行会社でした。(バレンタインをお菓子屋が広めたようなものですね。)まあ、彼らからすれば、こういった風潮を広げていき、商機に繋げたいということでしょうが、これにメディアが乗っかって「これは気をつけないといけませんねぇ」などと同調しているとは・・・。
最近、二言目には「時代の流れ」で片付けらてしまうのですが、私は思うのです。そもそも仕事というものは、誰もが一定のストレスのもとでやっているのであって、苦手なものがあったとしても、「やりたい」「やりたくない」ではなく、「やる!」(または「やってるフリをする・・・」)の一択(二択?)ではないかと。
来年あたりに、厚労省が国民の血税を投入して「電話対応を無理強いするのはTELハラです!」などというフルカラーの立派なリーフレットを作ることがないよう祈るばかりです・・・。

 
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