先日、とあるファミレスに入った時のこと、高校生か大学生くらいの女性スタッフが私のテーブルについてくれました。彼女は新人だったようで、動きもぎこちなく、接客するにもマニュアル通りの言葉を使いこなすのに精一杯の様子でした。そんな中、期待通りの出来事が･･･。私が注文した料理が出そろったタイミングで、彼女から一言、「ご注文の伝票はお揃いでしょうか？」と。私、ジェントルマンなので、ちゃんと彼女の言いたいことを汲み取ってあげましたよ！おそらく、「ご注文のお品はお揃いでしょうか？伝票こちらに失礼します。」と言いたかったのだろうなと。もちろん、「絡み系」ジェントルマンの私としては、紳士的かつフレンドリーにツッコんでおきました。「伝票は注文してないなぁ😎」と･･･。でも、こういうのは一所懸命やってのミス（というほどでもないですが）なので、むしろ応援したくなるものですよね。その昔、ＪＡＬのＣＡの方と話をした時に教えてもらったのですが、お客様からのクレームが多いのは新人ではなく、圧倒的にベテラン社員に対するものだそうです。これ、とてもよく分かります。ベテランになるとプライドと要領ばかりが先行して、お客は二の次になってくることが多いものです。彼女が仕事に慣れてきて、お客さんの目も見ずに「･･･っしゃいませ〜」と言い、閉店時刻5分前に入口のカーテンを半分下げるような「ベテラン」にならないことを祈るばかりです。
　さて、今年も残すところ僅かとなってきましたが、いつもご高覧をいただき心よりお礼申し上げます。ところどころで、「今回おもしろかったよ！」、「今回は手抜きじゃない？」、「最近パンチが足りないんじゃない？」など、叱咤激励をいただけたことは本当に励みになりました。弊所スタッフ一同、擦れた「ベテラン」にならぬよう、自らを律しながら業務にあたってまいりますので、来年も変わらぬご愛顧を賜りますよう何卒お願い申し上げます！