「お客様は神様です」、これ、もともとは三波春夫さんの言葉ですが、本来は、「客なんだから何を言っても許される!」という意味ではなく、「神前で芸を奉納するような気持ちで、お客様に最高の芸を披露する」という演者側の心構えを表したものだそうです。・・・と、前置きが長くなりましたが、この「お客様は神様です」(本来の意味ではない方)を抹殺すべく、この10月からハラスメント界に新たな刺客が送り込まれてきます😎。その名も「カスタマーハラスメント」!
今までのハラスメントは、基本的には加害者も被害者も社内の人間でしたが、このカスハラにおいては、相手(加害者)が顧客になります。今回の法改正、厚労省のパンフレットには「カスハラに対して会社として毅然とした態度で臨め!」という旨の記載があるのですが・・・私はこれ、釈然としません。そもそも、顧客への対応の温度感というものは会社によって違いますので、「毅然と臨む」かどうかは会社が決めることです。それこそ、どこまでいっても、何を言われても、「お客様は神様」というドM気質な会社や従業員もいるかもしれません。(弊社は違いますので優しくしてください!💛)そこに、法律や行政が「毅然とした対応」などということを義務づけてくるとは、余計なお世話です。そのうち「お客にどこまで頭を下げてよいか」まで厚労省の指針が出るのではないかと心配になります。もちろん、私も、自社の従業員を大切にすることに一切の異論はありませんし、「お客は金を払っているんだから何をしてもいい」とも思いません・・・が、お金をいただく以上、多少の無理や苦情、厳しい言葉くらいは受け止めるのも仕事のうち――という昭和的価値観も根強く残っています。言葉が独り歩きをして、なんでもかんでも「カスハラを受けました!」と従業員が訴えてきた際に、「いや待て。その前にお前は何をやらかしたんだ」と問う姿勢は忘れてはいけないと思います。・・・あ、散々批判的なことを書いてきましたが、本件に関するご相談をいただいた際には、自らの信念を押し殺し😑、アップデートされた「令和の社労士🤖」として、適切にご対応申し上げますので、皆様におかれましてはどうぞご安心くださいませ!